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現在、ぼくは自宅の他にマンションを一部屋借りていまして

そこで個人レッスンであったりとか、ワークショップを開いたりしているのですが

このたび、更新も2回目になりました。

もう4年近くも基地を維持しているのだなぁと思うと、なんだか不思議な高揚感があります

もっとも、これは長い道のりのほんの一部

もっと広いところでワークショップもしたいし、カリキュラムも増やしていきたい

夢はつきませんね。

さて、今回の記事は 型 です。

そもそも日本と海外との芸能では、演じる対象が異なります。

海外の芸能は、誰かを楽しませるためのもの 王に仕えるクラウンしかり、大道芸人しかり より興業としての色合いが強く、エンターテイメント性がつよい(という印象)

対して日本の芸能は、神事がもと。 つまり、神様に奉納するための お神楽 がルーツなんです(諸説あり)。

岩戸に隠れてしまった天照大神を、なんとか外に出そうと 天宇受賣命が舞をしたなんてエピソードが日本の芸の祖って言われたりしますね。

海外では、より多くの人に、目新しさ、技巧を追求し 日本では、伝統を重んじ、伝えることがよしとされる

このへんにトレーニングのヒントが隠されていそうじゃありませんか?

日本人である私たちが、慣れ親しんだトレーニング方法

それが、型です。

型とは、武道・伝統芸能・スポーツなどで規範となるモノ

そう。規範があるんです。

わかりやすい言い方をすると、お手本。

お手本通りにマネをすれば、とりあえずの形にはなる…というわけですね。

トレーニング方法でもよく例として出されるモノマネ。

紐解けば、こんな理由があったんですね。

ですが、気を付けなくてはいけないのはモノマネはあくまでモノマネであるということ。

どれほど素晴らしい型であっても、自分のものになっていなければ意味がありません。

日本には 型 にまつわる慣用句がいくつかあります。

・型どおり

・型にはまらない

・型おち

・型なし

・型やぶり

それだけ、型っていうものが生活に密接なんですね。

日本は儀式の国です。それと同時に狭い世間の国です。 朝礼、入学式、卒業式、入社式、成人式・・・ 予定表を開けばこのような儀式が結構スケジュールに隠れているのではないでしょうか

新参者が、すぐに共同体になじめるように儀式があります それだけに、この型というものが大事にされているのです。

しかし、私たちは役者です

型にはまった、他と比べて同じようなことをやっていては いずれ、より優れたものに自分の立場をうばわれてしまいます

そこで、みなさんにモノマネをトレーニングとして行う際覚えておいてほしいのが

守破離 という言葉です。

まずは、型を守る「守」 次に、決められた型を破りより大きくする「破」 そして、型から離れ自分の型とする「離」

この3つができて初めて型は自分のものとなるといえるでしょう。 くれぐれも、モノマネに満足しないでくださいね。

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